年の瀬の昼下がり。
療育センターでお世話になったK先生からお電話が入りました。
「知的障がいの有る20才前後の男の子が東陽町のコンビニで一人で居る所を保護されて、今F警察から、T.T君という子を知らないか、連絡が入ったけれど、知りませんか?」
私「T.T君なら心あたりありますよ 。お名前はT.T君で間違いないですね?」
K先生「下着にT.Tと書いてあるようです。」
なかなか保護者から連絡が入らないとの事なので、私はすぐにF警察へ行ってみました。
婦警さんに名刺を出して、たぶん子どもが同級生だと説明して生活安全課という所の個室に通されると
Σ( ̄[] ̄;)!
同姓同名の別人でした。
男の子も、まったく知らないかおばさんが現れて動揺しています。発語はなく、不安気に体を揺すっています。
まだあどけない顔立ちで、高校生位ではないかしら?と思いました。
K特別支援学校には該当する生徒が居ないとの事。
すぐに家に戻り、Su特支援学校、Shi特支援学校、K特支援学校の先生方に連絡、ところが近隣の学校には該当する生徒はいませんでした。
どこから来たのかしら、どんなにか本人もご家族もつらい事だろうかと心配していました。保護から4時間経ってF警察署から電話があり無事保護者から連絡が入ったとの事でした。
そのお子さんは、隣県にお住まいで、一人で電車に乗ってしまいはるばる東陽町駅まで来てしまったそうです。ご家族もまさか電車に乗れるとは思っておらず、近所を必死で探されていたようです。
下着に名前が書かれていた事ですぐに不明者の特定が出来たとの事でした。
電車に乗ってしまう事例は時々聞きますが、本当に無事におうちに帰る事が出来て良かったと思いました。
行方不明になってしまう可能性の有るお子さんには、お洋服や下着に必ずお名前を書きましょうね。私もついつい面倒だったりして、書いていない衣類もありますが、いざという時には大事な本人の証明になります。
年末年始、お出かけしたり帰省したりと普段とは違う生活になる方も多いとは思いますがどうか気をつけてお過ごし下さい。
どうぞ良いお年を…